イントラネット
イントラネット(Intranet)とは、社内等、限定された範囲でのコンピュータネットワークを構築する時に、インターネットの標準的な技術を利用することで低コスト化とベンダー独立性を高めようとする取り組み。また、そのようにして構築されたネットワークを指す。
たとえばインターネットで普及している通信プロトコルを用いて社内の情報共有システムを構築することで、広く普及しているインターネット用のソフトウェアやハードウェアをそのまま利用でき、また標準化された技術を使うため、他社と協力してエクストラネットに拡張したりすることが容易になる。
基本的には通信手段の階層構造であるレイヤ1(物理層)、レイヤ2(データリンク層)、レイヤ3(ネットワーク層)、レイヤ4(トランスポート層)等をインターネットで行われている物と共通化させることにある。レイヤ1では、通信系ハードウェアの共通化、レイヤ2からレイヤ4まではTCP/IPファミリーと呼ばれる物への移行が行われる。
イントラネットは業務で使用されるためセキュリティ、通信コストの観点からイントラネット間の通信はインターネットではなく独自の専用線で行う場合が多い。フレームリレーサービスなど、インターネットを介さず、イントラネット同士を接続するサービスが広く利用されている。代表例では、大手コンビニエンスストアのPOSシステムとPOSシステムを統括しているセンター間の通信などがあるが、銀行などの金融機関などでも利用が多い。
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