電子図書館
電子図書館(でんしとしょかん、e-library)とは現代のIT(情報技術)化によるコンピュータ・データベースを利用した新たなウェブサイトによる図書館である。インターネット上にある電子化テキストを集積したサイトを指すことが多い。
それ以外にも、電子データベースの充実した図書館や、インターネットから蔵書の検索・予約などが出来るシステムが導入されている図書館も「電子図書館」と呼ばれることがある。
電子図書館には、旧来の図書館と違い、インターネットでどこからでもいつでもアクセスできるという利点を生かして、日本では青空文庫、アメリカではプロジェクト・グーテンベルクのように、著作権が消滅したり、著者が著作権を放棄した文学作品やエッセイなどを収録、無料公開している所がある。収録のための活動は、青空文庫の場合はボランティアの手による。無料で公開している所と、有料(会員制)の所がある。
また、大学、研究者などが、研究のために、著作権の問題は無いものの、容易にアクセスすることのできない貴重な文献や資料を、専門家の注釈などを加えて単独で公開しているようなケースもある。こうした単独での公開サイトのリンク集をインターネット上につくり、それをインターネット上の日本文学のweb図書館というかたちで公開する場合もある。
他に、例は多くないものの、大学や研究所など学術機関が論文・紀要を電子化して公開したり、市民対象の公開講義をインターネット上で公開しているものも存在する。この場合は、特に電子図書館という言い方はしないことも多い。
有料ライブラリーとしては、世界最大のオンライン・ライブラリーと銘打った'questia'(英語)のような有料サイトも出現している。最新とはいかなくても、著作権がまだ消滅していない学術書が無数に収録されている。
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