ネットニュース
ネットニュースとは、インターネット上の複数のサーバで主にテキストデータを配布・保存するシステムである。電子掲示板システムと類比されることが多いが、サーバにより保持するメッセージが異なり、メッセージ群の内容が一意に定まらない点で相違がある。英語の発音上から、ネットニューズと濁らせて言う場合や、単にニュース、ニューズと言うこともある。
Usenetとネットニュースを同義と取るかどうかについては議論が分かれる。
ネットニュースメッセージの技術規格に関連するRFCは、RFC 822、RFC 1036 などである。RFC 1036 の後継規格は何度か提案されているが、廃案になったものが多い。
日本では特に、インターネット掲示板やブログなどに押され、衰退しているニュースグループも多い。また、ネットニュースサービスの提供を打ち切ったインターネットサービスプロバイダが多い。
ネットニュースは、Eメールと並んで、コンピュータネットワークの初期につくられた情報交換システムの1つである。いずれもインターネットが一般に普及する以前から存在しており、当時はUUCPで配送されていた。この経緯により、ネットニュースの記事の形式と配送方法はEメールのそれとよく似ており、UUCPの特徴であるバケツリレー式の配信を前提としたものになっている。ただし、Eメールは通常一対一のメッセージ交換に主に使われるのに対し、ネットニュースは不特定多数の利用者間の議論の場として使われる。
ネットニュースでは、話題によって異なるニュースグループが作られており、各ニュースグループの名前は「.」(ドット)で区切られた階層構造を持っている。たとえば、japan.comp.lang.c は、日本語で話す、コンピュータ関連の、プログラミング言語の、Cについてのニュースグループである。各階層はカテゴリとも呼ばれ、左端のカテゴリ(上記の例ではjapan)をトップカテゴリと呼ぶ。
通信プロトコルは、かつては上記の通りUUCPを利用して配送されていたが、現在ではTCP/IP上に実装されたNNTPに置き換えられている。
通常、所属する組織や契約しているプロバイダの提供するニュースサーバを通じて記事の投稿・閲覧を行う。記事を投稿する場合、まず投稿に利用したサーバにのみ記事が登録される。そのサーバは1つもしくはそれ以上の他のサーバと相互に定期的に通信を行い(配送)、記事をそれぞれで交換する。この方法により、記事はサーバからサーバへと複製され、理論上はネットワーク上の全てのサーバに届くことになる。
この方式は高速ネットワークの時代にはふさわしくないという意見もある。これは専用線がまだ高価で、ほとんどの組織が電話回線を通じてUUCP接続していた時代に作られたものだからである。
ア行
カ行
仮想プライベートネットワーク | 韓国のインターネット | 共通鍵暗号 |
グーグル (Google) | クッキー | グループウェア |
クロスサイトスクリプティング | クロスポスト | 掲示板 |
ゲートウェイ | 検索エンジン | 広域イーサネット |
国際化ドメイン名 | コンテンツマネージメントシステム | コンピュータウイルス |
コンピュータセキュリティ | コンピュータネットワーク |
サ行
サーバ | サイバーテロ | サイバーモール |
サブネットマスク | 社会的ネットワーク | 情報格差 |
情報機器 | 情報技術 | 情報教育 |
情報セキュリティポリシー | 情報リテラシー | スイッチングハブ |
ストレージエリアネットワーク | スパイウェア | スパムメール |
セキュリティ | セキュリティホール | ソーシャル・ネットワーキング・サービス |
タ行
ナ行
ナローバンド | 日本ネットワークインフォメーションセンター | 日本語ドメイン |
日本レジストリサービス | ニュースグループ | 認証 |
ネチケット | ネチズン | ネット銀行 |
ネットニュース | ネット配信 | ネットワーク |
ネット友 | ネットワーク構成 | ネットワーク層 |
ハ行
マ行
マルチキャスト | マルチポスト | ミラーサイト |
無線LAN | 迷惑メール | メーラー |
メーリングリスト | メールサーバ | メールマガジン |
ヤ行
ユニキャスト | ユビキタスコンピューティング |
ラ行
リンク切れ | ルーター | ルートサーバ |
レイヤ3スイッチ | レンタルサーバ |
ワ行
ワーム |